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2016/10/18

AKインタラクティブの本を見ながらサビ塗装とかやってみる(ルナガンスその2)


前回に引き続き
海外の「AKインタラクティブ」という
模型メーカーの本を見ながら
いろんな塗装技法を試していますー!


・AKインタラクティブの塗料でサビ塗装とか、ヘアスプレー技法でリペイント中(ルナガンスその1)



あ、ところどころですね、
僕の思いつきのアレンジも
加えながらやってるんですよ
でね、するとお察しの通り
「いらんことやって失敗したー」
みたいな感じになっている今日このごろなんですが皆様はいかが(以下略)





1476143679_IMG_4852.jpg

では、前回からの続きです

識別帯を入れてみようと思い
マスキングしました
なんか雑でごめんなさいー

ここもチッピング表現を行ってみます
今度は気分を変えて
「シリコーンバリアー」を
筆で塗りました






1476144563_IMG_4853.jpg

次に、アクリル(ファレホ)を吹きました

そういえば前回の記事で
「水道水は吹きづらいから、こんど精製水を買おう」
とか言ってたんですが
よく考えたらファレホのシンナーを
持ってるのを忘れてました ←痴呆

で、使ってみると、
「やはり正規の商品は違いますなぁ」 ←知った風な口調で
って感じでした
いや、なんかほんと吹きやすかったですよ





1476146682_IMG_4854.jpg

あと、顔の部分も
マスキングして塗りました
ここはテープだとメンドクサイので
サークルカッターとノギスを使いました
一発でいけましたよー ←なぜウソをつくのか





1476147405_IMG_4855.jpg

で、ヘアスプレー技法と同じように
「塗料が乾いたら水で湿らせて剥がす」
という手順を行ったんですが、
どうもシリコーンバリアーとファレホの組み合わせだと
塗膜がデカールのようなシール状態(!)になりました
写真ではちょっとわかりづらいけど
右側の方を、よく見ると確認できます

これは初めての経験で
「あれ?こんな風になるんだー!?」
って驚きましたよー
これは何かに応用できそうな気がするよ?

まあ、とりあえずチッピング目的なら
水は無い方がやりやすいと思います





1476172889_IMG_4858.jpg

次に、フィルタリングに備えて
クリアーを吹きました
ここは「ツヤ消し」がいいです

にしても、剥がし方が雑だのう・・・ ←いいわけ





1476174142_IMG_4863.jpg

次にフィルタリングですね
ターペンタインと油絵の具を使ってみます

スペインのカリスマモデラーであり
AKインタラクティブの創始者である
ミゲル・ヒメネスさんの著書「FAQ2」によると
この場合の希釈率は
「塗料10%:シンナー90%」
くらいが良いとのことです
また、溶剤はターペンタインがいいそうです



ここで、ちょっと蛇足ですが
油彩の溶剤について書いておきますね

油彩の溶き油は、模型用のそれとくらべると
遥かに多くの種類がありまして
大別すると

・揮発性油(ペトロール・ターペンタインなど)
・乾性油(リンシードオイル・ポピーオイルなど)
・ワニス(ダンマルワニス・パンドルなど)

とあるんですが
ホルベイン「絵具の辞典」によると、
ペトロールとターペンタインの性能の違いは
蒸発率と溶解力だそうで
ターペンタインはペトロールの1.7倍の溶解力があり
蒸発率も、ターペンタインの方が倍くらい早いとのことです

だからミグさん的には
ターペンタインがオススメなんですかねー





1476173872_IMG_4861.jpg

と、覚えたてのウンチクをたれたところで
フィルタリングですね
たぶん、これぐらい薄くていいと思うの

薄くても、つや消しクリアーを吹いているから
色が入っていくんですねー
ミゲル・ヒメネスさんは
「表面はマットがベスト、全体を素早く均一に塗る」
と言ってます





1476177748_IMG_4864.jpg

で、これはちょっと蛇足なんですが
何回か塗り重ねると濃くなりすぎちゃって
筆で拭き取っていたら
面白い模様ができました
拭き取ることもできるんですが
せっかくの贈り物?なので残しておきますねー

って、まぁこれはどうでもいいですね、すいません





1476178562_IMG_4866.jpg

次に、ピンウォッシュなどを行うので
クリアーを吹いておきます
ここは「ツヤあり」です

こうやってツヤあり、つや消しを
使い分けてるんですねー





1476244331_IMG_4871.jpg

次にピンウォッシュの塗料を用意します
油彩&ターペンタインという組み合わせは
先程のフィルタリングと同じなんですが
塗料の濃度が違うんですよ
ミゲル・ヒメネスさんによると、この場合は
「塗料25~35%:溶剤75%~65%」
くらいが良いとのことです


ちなみに濃度の調整なんですが
パレットに油彩、
絵皿にターペンタイン、
をそれぞれ出しておいて
少しづつ筆で溶いていく方法が
やりやすいと思いました

また、パレットは木材にクッキングペーパーを
止めたものを使ってるんですけど
余分な油分を吸い取って
乾燥時間が早まる(と思う)ので
ペーパーパレットよりも、いいのではないかしら?
あ、海外の人はダンボールとかも使ってるみたいですー





1476244546_IMG_4873.jpg

んで、ピンウォッシュです
まぁスミイレですね

あと同時に、サビのエッジの部分に
色を置いていっています
その場合は、ちょっと濃度を濃くしています





1476248443_IMG_4875.jpg

んで、乾燥時間をとって(確か15分から30分くらいを推奨されていた気がする)
キレイな筆に持ち替えて
余分な部分をブレンドするように
拭き取るように、なじませていきます

ミゲル・ヒメネスさんによると
光沢表面が重要で、
除去には筆が良い、布はオススメしない、
ってことだそうです





1476260955_IMG_4880.jpg

次にサビにテクスチャーを入れてみます
マットメディウムとピグメントを混ぜました

これを筆で塗ってみたんですが
ちょっと思うように
コントロールできなかった感がありましして・・・





1476338212_IMG_4888.jpg

途中でアクリルに、テクスチャー剤として
画材屋さんで購入した「軽石」を混ぜて
スポンジによるタッピングに切り替えました

絵皿にラップを敷いておくのは
AFVモデラー吉岡和哉さんの
アイデアをマネっこしました
片付けが1秒ですむので超ラクです!
もう天才ですな!!

あ、軽石は気分で選択しただけで、
別に他のものでも、
例えば石膏でも、石灰でも、ベビーパウダーでも
ぜんぜん代用可能だと思います(たぶん)





1476338358_IMG_4891.jpg

で、こういう感じに入れました

んー、ちょっとやりすぎたかも・・・





1476339802_IMG_4892.jpg

次に、これもピンウォッシュです
今度は気分でタミヤのスミ入れ塗料を使いました
ビンに付属の筆はやりづらいので
別の筆でやってます

海外の作例を見ていると、
こんな感じで同じ技法で
何度も違う色を重ねていくことをやってますねー

ちょっと無責任に言うけど、
どうも3色(3回)というのが
基準になってそうな気がするんですよね
3という数字がポイントかもしれない





1476340892_IMG_4893.jpg

で、同じように拭き取っていきます
筆の他に化粧用のチップも
オススメだそうです





1476345940_IMG_4894.jpg

次に、日本では「退色表現」と言われている
油絵の具を使った技法を行います
いろんな色をチョンチョンと乗せて・・・





1476346695_IMG_4895.jpg

ターペンタインで伸ばしていきます
色によってホコリっぽい表現っていうか、
霞んだ感じになるっていうか、
なんかそんな感じになります
なんか、あいまいな言い方ですまんw





1476421676_IMG_4898.jpg

次に、サビの色に幅を持たせる感じで
ハルレッドで調子を入れました

なんか最近、ようやく、少しだけなんですが
絵画でよく使われる
「調子を入れる」という言葉の意味が
分かってきました・・・いや、気がします





1476425387_IMG_4899.jpg

次に、ストリーキングです
サビがたれてきた様子を
筆で描いていきます

ミゲル・ヒメネスさんによると
この場合の希釈率は
「塗料60%:溶剤40%」
とのことです





1476425494_IMG_4900.jpg

筆を変えて、ターペンタインで湿らせた筆で
エッジをなぞっていったり
上から下に伸ばすように拭き取ったりします





1476481824_IMG_4901.jpg

次に、オイルっぽい表現をします
乾性油(ペンチングオイル)を
少し揮発性油(ターペンタイン)で薄めて
ピグメントで色とテクスチャーを足してみます





1476481835_IMG_4902.jpg

ここ何ていうの?シリンダーっていうの?
なんかそれっぽいところとか、
オイルが垂れてきそうなところに塗りました
油を使ってるんで、本物のオイル表現ですね





1476483765_IMG_4903.jpg

次にグラファイト・ペンシルで
サビのテクスチャーを少し強調させました





んー、なんかいろいろ複雑に
やってるように見えるかもですが
だとするならば、
それは僕の記事の編集が悪いだけで
難しいことはなんもないですー
道具さえあれば誰でも
「簡単」にできる内容ですよね


ただ、簡単とは言ったものの、
色の選択、色の置き方、筆の使い方・・・
そういった部分は、
センスというか経験というか
同じ手法をとっても
劣化コピーになっちゃうですよー

パット見は、それっぽくマネッこできても
当然ですけどクオリティーは
簡単にはマネできないっすー


とにかく塗る回数を
どんどん増やしていくのが
大切だなーって思うです

てな感じで次回に続きますー

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コメント

非公開コメント

No title

見ていて勉強になるなぁと思うと同時に、わくわくするような素敵な記事でした!

私は未だにベタ塗りと墨入れしかできないありますが(←エアブラシの持ち腐れ)、いつかこの記事内の塗装を自分でもできるようにがんばりたいと感じました!

Re: No title

>さかなやさん
をを!ほんとですか!
ありがとうございます!
僕的には良い情報は
どんどんシェアしていって
もしいいと思う所があれば
どんどん取り入れていただいて
そして素晴らしい作品を作っていただき、
そして、今度は僕がそれをマネッこさせていただくー!←
という希望とかあるんですよw
どんどん試していってくださいねー!

どもー
錆表現が上手すぎる。錆のテクスチャーて表現が難しくて上手く出来なかったので超参考にさせて貰いますw
大きい面積を錆表現にしようとすると凄い難しくてちょっと今悩んでいます
グロフンのベース錆にしようとしてあの色にしたのですが上手く出来なかったです。
何かコツみたいなの有れば教えて下さい。

Re:

どもですー、いまケータイからなので簡単に、、

何に悩んでいるのか
もう少し詳しく教えてもらってもいいですかー?
思うようにいかない、というのは、
サビの色のことかしら??

ひぇえ!錆び表現うまいですね!実は汚し塗装やったことないんですよねー!こんなにも塗り重ねたりするもんなんだなぁーと思って拝読させていただきました!
蒸発率のあたり、やっぱり違いがあるんだなと目から鱗でした!


今更ながらラップ塗装にはまっております笑 いろんなものでスタンプしてみようかな?と思う今日この頃です笑

さて、本題ですね。Perfume もうすぐですよー!楽しみですね! ゆっくり模型談義でもしましょうかね?違
昼あたりにいこうかなーと思ってます!

色ですかねー。
うーん何て表現したらいいのか色もそうなんですけど自分でやると何かが足りないって言うか深みが出ないって言うか。
何ともいい難い感じ何ですよねー。
錆の色も何種類も使ったり重ねて塗るパターン変えてみたりとかもしたんだけど何か足りないって言う感じ何ですよ。
頭悪いので此処が分からないとか説明が出来ないのですw
実はグロフンに時間掛かったのってベース錆び錆びにしようとして上手く行かなくて何回もやり直ししたのが原因なんですよねー

Re: タイトルなし

>vertec さん
どうもありがとうですー!
いやいやいや、うまくはないですよー!(汗)
写真写りがよかったんかな???
いま修行中みたいなもので
「やって、見る」の繰り返しですよー

ラップ塗装、いいですね!
逆に僕、それまだやったことないんですよ
今度お会いした時に、やり方とか教えてくださいー
写真とかも見たいっす!


んで、本題www
僕、今週末の大阪2デイズいきます!!
んで、たくさんグッズ買うことにきめてます!
なので、福岡でお会いするときは
今回のグッズをたくさん身に
まとっていることでしょーう!ww

いいですねー模型談義しましょーよー!
僕は1300くらいに到着する見込みです
着いたらメッセしますー!!



>ぷにおさん
レスどうもありがとうございますー

んー、とりあえずグロフン台座、
僕は色、いいと思うんですよ
でもぷにおさん的に足りないと感じているのなら
もっと色を足すといいんですかねー?

で、僕が塗装時によく考えていることを
参考になるかわからないですけど
書いてみると、、、



Aという色を再現したいとする場合、
そのままAという塗料を塗っても、
満足できない結果になる
仮にa+bという調色で
Aが出来たとしても、結果は同じ

そうではなく、a,b,c,という塗料を
塗装面上で重ねていって
「光が透過することで結果的にAという色が視認できる」
状態にすると満足できる結果になる

「この2つは同じAに見えても、実は違うAである」



って感じです
ブラウン管に似ているかもです
一見、紫色に見えても、近づいてよく見ると
実は赤青黄の集合体である、という原理みたいな




次に、それを再現する方法ですが

・筆やスポンジでタッピングを繰り返す
・フィルタリングを重ねていく
・塗装面上で塗料をボカシていく、混ぜていく

といった手法を取ると、
複数の色が絡み合っていきやすいと思っています
僕が3色(3回)がポイントかもしれない、
と記事で書いたのは、そういう感じの理由です



あとは、色以外に、質感ですかね?
テクスチャーを入れてみるとか?
ツヤのありなしを試すとか?
ピグメントつかうとか?

あ、あと、ラッカー、アクリル、油絵の具、
それぞれ「同じA」という色であっても
なんていうか、塗ると雰囲気は違うと思うので
塗料の質を変えて試してみるといいんですかねー?


あと本物のサビを写真に撮って
あとでよくみると面白いです
こんな色が入ってたのか?
って思うことがありました




でもねー、いろいろ書いたけど
そんな簡単に満足いく結果は
僕も得られないですよーw
だから毎日塗るくらいの勢いでやっていかないと
身につかんなーって僕は思ってますー
僕はとりま10年かかるって思ってますよw

詳しく有り難うございます。
教えて貰った事頭に入れてやってみます。
しかし色々なプラモ作れば作るほど分からない事が出てきますねーw

Re:

ですねー
分からないことがたくさん出てくるって、伸びしろがある、ということだと思うです
お互い、どんどん伸びていけたらいいですよねー!

No title

こんにちは。
サビの表現力がハンパないです。
すごいの一言!
ありえない技術です。
いいもの見せてもらいました。
ありがとうございます!
それでは応援して帰ります。

すごい!

語彙力のないタイトルからですいませんm(_ _)m
でも、素直な感想です。私は塗装は(も?)よくわかってないのですが、本物の錆やなんかに見えますもん。
この前、大原美術館で見た油絵は確かに印象的だったけど、恐れずに言うなら、こんな雑でええん?って思うところも多々あり、、、
いっそのこと、phantomさんの作品を立体絵画として、美術展とかにだしたら一大センセーションを巻き起こせるんじゃないですかね?ほんまにそう思ってしまいます。
ああいう世界が、模型を同じ土俵で評価してくれるなら、ですが。。。
よくわかってないのに、偉そうなこと言ってすいません。
また、楽しい記事お願いします。

Re: すごい!

>蒼士さん
どうもありがとうですー!
「ありえない技術」←なんかウケましたw
でも共感です!
とりあえず試してみたくなる
テクニックがたくさん載ってるんですよ
僕の再現度は劣化コピーしまくりなんですけどねーw



>なおさん
ありがとうございますー!
いやいやいやいやw
ないないないないww
少なくとも今回の僕の出来は
完全に劣化コピーですよw
ミグさんの現物とか見たら、
ホントに釘付けになるんじゃないかなあ?
とか僕は思いますよー

あ、僕もそれ思う!
模型が他の美術と同じく芸術である的な
社会的認知を得られたら
良いなあーって思ってます
国が「国立模型美術館」を作ればいいのにー、
とかアホなことを思っちゃいますよw
そしてその中にはドロオフ作品も
確実に入ります!!(強く断言)
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