2015/08/17

ウェザリング塗装をいろいろしてみるーの後編(ドリッピング・泥ハネ・オイル汚れ・チッピング・シャドーイング・スス汚れ・サビ・ドライブラシ)


前回の続きで
マシーネンクリーガーの「オスカル」制作してまっす!
ウェザリング塗装をいろいろしてみるーの後編です




■7.ドリッピング(油彩)


薄めの塗料を固い筆に染み込ませて
それを降りかけることで
雨汚れなどの表現ができるそうな
僕、これをやるのは実は初めてですー




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豚の毛の筆を使ってみよう
塗料は油彩、溶剤はターペンタインでいってみます




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指や調色スティックを使って
キットに向かってピンピンとハジくことで
自然な雨汚れを再現できるんですな
これは面白いねー




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ドリッピングが終わった直後の図
で、実はこれ、乾燥したら
ほとんど消えてしまいました
フィルタリングを行うくらいに希釈したんだけど
あれでは薄すぎたんだなー
でもうっすら残ってるんで、
やっぱこれくらいで丁度よかったのかもですー





■8.泥ハネの表現(アクリル)


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ハジく系の第二弾です
泥がハネた表現ってことで
先ほどと同じ固い筆で
アクリル塗料のビンのフチについた
やや乾いた感じの濃い目の塗料を筆にとって
ドリッピングと同じように
キットに向かってハジいてみます




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おおー!濃い目の塗料を使ったんで
バッチリと泥ハネができましたー
ちょっとやりすぎたかな?
これも初めてだったんで、
変化が面白くて、ついたくさんやってしまうねw



あと、ここで一回クリアーでセーブします
つや消しクリアーを吹きました





■9.オイル汚れの表現(エナメル)


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エナメルのクリアーオレンジを使って
オイル汚れを入れてみます
ちょっと彩度を落としたかったので
油彩のローアンバーで調色して、
溶剤は乾燥時間の遅い
エナメルシンナーを使ってみます




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塗料を置くような感じで、
オイルが漏れている的な感じとか・・・




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筆を下に向かって動かして
オイルが垂れ流れているような感じで
描いてみます
塗料を置いた後に溶剤をチョンと置くことで
シミみたいなのも残せます

ちなみに、このオイル汚れの表現は
「コピック」でやるのも手軽でオススメですー






■10.チッピング(油彩)


次はキズの表現であるチッピングにいってみます
チッピングには、
「シリコーンバリアー」や「ヘアスプレー」を使って
塗膜を剥がす「リアルチッピング」と
今回のように塗料を置いていく
「描くチッピング」がありますな

で、描くときのポイントは
「密度が不均一」になるようにするのが
リアルに見せるコツ、ということなんですけど
ムズイんですよねーw




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今回はスポンジを小さくちぎって
やや乾いた油彩でポンポンしてみます
エナメル塗料でもモチロン大丈夫です




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僕、このチッピングがヘタなんですよねー
この写真なんて、
「どこだ?どこが一番うまくいった!?」
って場所探して撮ってるからねwww
きっと皆さんの方が上手にできると思うですーw





■11.シャドーイング(油彩)


影となる部分に、暗めの色を入れる表現です
暗く見える部分を最初から暗くしておくことで
人間の「モノを見る目」を補完して
「立体物の立体感」を強調する効果がある、
という理屈みたいです
って、もしかして説明がワケワカメですかね??
なんか上手く言えてない気がするww


これはコピックでもよくやるんですけど
油彩がすごく馴染むんで
今回は油彩を使ってみます




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僕、このシャドーイングは
かなり好きな作業でして
筆のタッチっていうんですかね?
それを残す気持ちでやってたりします
これをやってると、なんか自分が
画家になったみたいな錯覚に浸れるんですよw
ただ塗装表現として「実物らしさ」の再現とは
方向が違うと思うんで
別にマネしなくていいと思うですw




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こうやって描くのが、なんか楽しいんですよねーw
僕は絵というものが全然描けなくて、
もうスネ夫しか書けないんですけど
プラモデルならデッサンの部分は
すでにキットがしてくれているわけで
僕は塗るだけでいいワケだから、
プラモデルって、ほんとありがたいんだよねぇー
ってそんなんどうでもいいね、すいません





■12.スス汚れの表現(油彩)


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これは特別、紹介するまでもないねw
少し乾いた油彩をこすりつけて
エナメル溶剤を垂らしたら
こんな感じになりました






■13.サビの表現(ピグメント)


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サビの表現は、いろいろ方法があると思います
とりま今回はピグメントを使って軽めにやってみよう
定着はアクリル溶剤や、薄めのエナメル塗料です
筆は日本画用の「ボカシ筆」が使いやすいって
たしかアラーキーさんのブログで拝見した気がします




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軽めに、とかいいつつ、
ゴッテゴテになってしまったw ←痴呆





■14.ドライブラシ(ウェザリングマスター)


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ドライブラシも、いろいろ方法があると思いますけど
今回はタミヤのウェザリングマスターを使って
凹凸の凸の部分に、少し明るめの色をつけてみます
「塗装の段階でハイライトを入れる」
的な感覚でやってみます
カラーモジュレーションってやつですな

ウェザリングマスターは付属のブラシでこするだけで
塗料が定着するんで使いやすいです






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てゆーことで、
こんな感じで完成としますー
最後にコピックを使おうと思ってたんですけど
その気がなくなって止めちゃったw



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撮影、相変わらずムズイわー・・・
久々にカメラ持ったら
F値って絞ると・・・どうなるんだっけ??
って忘れてたぁぁー



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これって米軍ぽい感じなんかな?
僕、ミリタリーの知識がゼロなんで
全然わからんww



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もっと背景をボカすにはF値を・・
あれ?どうするんだっけ?
なんかイイ覚え方、ないんかなー? ←ggrks



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今回の制作で唯一満足できるのは
識別帯をマスキングなしでラッカーで塗ったことですよw
あ、でもレールガンのシミ、かっこいい!
今回の塗装の中で一番気に入ったー!w



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ウェザリングの開始時と見比べてみるぞな
ずいぶん味がでましたなあw



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今回のオイル汚れは
ちょっと海外モデラーぽいね
向こうの方の作品って彩度が高くて鮮烈なんですよねー

(追記)
にゃにゃにゃんとー!
横山先生からお言葉を頂けましたー!!
ありがたきでございまするー!うるうる

横山 宏 「いいですね。錆び表現の参考に。」



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シャドー部分にはパープルを
最初の段階で入れてたんだけど
最後にコピックでさすのもアリなんですよ

ここで紹介したのは横山先生の塗装術と
あと戦車模型のウェザリング技法でっす!

そうだ、あとマシーネンは
太陽光で撮影するのがオススメです
太陽光で撮影すると解像度が上がって
男前度が200%アーップしますー!


ひとことでいうと
基本塗装の筆のむらむらも
ウェザリング塗装のガスガス汚しも
すべて解像度を上げるための作業なんですよ
解像度が上がればそれだけカッチョ良くなる
というのが横山先生の教えなのですー!




てゆーことで、
よくやっているウェザリングを紹介したり
はじめてやる技法を試しながら
制作しますたー



はじめてマシーネンを作られる方への
応援記事としてやったんですけど
まぁ僕はヘタなんでねーw
もっと上手な方の作品を参考にしてほしいすなー
僕も実際、他の方の作品とか見て
参考にさせて頂いてますしー



ちなみにウェザリングの順番とか
別にこの通りじゃなくてダイジョブですし
行ったり戻ったりと
何回繰り返してもオッケーでっせー!
じゃあ制作を楽しんでくださいましーねん!
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コメント

非公開コメント

No title

こんにちはー!

ウェザリング記事第2段、さっそくのアップありがとうございます~!
こんなにも沢山の技法があるんですね~!驚きです!
ひとつひとつがハッキリと表現されてても、幾つも重なり合うことで自然な感じに馴染んでいくのにビックラこきました。
見てるとヨダレが出そう……。
( º﹃ º )ジュルリンコ!!

今センセーのモデリングブック読んでますが、その本の中から出て来たような感じがしました~。
(°▽°)ノ ワンダホー

No title

ちぃ~っす( `ー´)ノ

いいねぇいいねぇ!
素敵だぁ!!(*´ω`*)
カッコイイっすよ!!
色んな表現を重ねて行く事で作品に深みが出てますね!
このリアル表現側に首を突っ込み出すと、奥が超深そうで抜けられなくなるんじゃ??(笑)
ガンプラにも帰っておいでよぉぉ(≧◇≦)/


あ・・・「先生、質問・・(^^)/」
ウェザリングと関係ない事で恐縮なんですが、「狂戦士風マラサイ」の表面部分!
あのちょっとガタガタっぽい金属っぽい表現って、どうやってます??
奥さんが、「あのマラサイかっこいい!! ロボニャンの表面をあんな風にしたいからphantomさんに聞いてみてぇ・・♡」と言っておるんですよ・・・(*´▽`*)

Re: No title

>ぷらっちっく さん
どもどもですー!
ぷらちくさんのアーケロン楽しみですよー!
ここで紹介させてもらった汚し塗装は
もちろん全部やる必要とか全然ないんで
面白そうなのがあったら
試してみてくださいましーねんー!

あと「汚し」とは真逆で、ピカピカのキレイに
仕上げるのもアリですよーw
マシーネンは、もうなんでもアリなんですw
ふりーだーむ!!


あと、いまSAFSを組んでいまして
2、3日中には「SAFSオススメの基本工作」の記事が
アップできる、、、か、、も、、
と思われますんで
タイミングが合えば参考にしてみてくださいましー!
アーケロンにも使える部分があると思いますー!




>とみさぶろう さん
どもどもでーす!
なんかね、ぜんぜん予想外だったんだけど
今回の汚し塗装ね、海外のモデラーさんに
かなり褒められちゃったー///w
僕、最初は汚しにぜーんぜん興味なかったんですけどねー
だからとみさんも、いずれ興味が出るかもですよーw

あ、ガンプラはですねー
この次の次にヘンなことをやる予定なのw
でも空中分解する予感がしてるですwww




んまー!!
なんてステキな奥様!!
光栄ですよー、ウレシイなぁー///
「ありがとうございます!奥さまのレジンアクセ素敵ですー!」
ってお伝えしておいてくださいよー!w


あの表面はですね、

・タミヤのラッカーパテを乾燥気味にして
・平筆の毛をスポーツ刈りのように短く切って
・たたきつけるようにポンポンする

という、いわゆる「鋳造(ちゅうぞう)表現」ですー
あと部分的に「キムワイプ」をセメントで貼りつけてます



塗装は、ええと記録によると・・・

1.ガイアノーツ「EXブラック」
2.クレオスの「スーパーチタン」
3.フィニッシャーズの「青金」をかるく(完全に発色させない)
4.さらに「青金」+「EXブラック」をかるく
5.エナメルのブラックでウォッシング

ということになってますたー


ちなみにラッカーパテは、意外かもしれないけど
「生指」で塗るのもオススメですよ
あとで洗うのがちょっと大変だけど、
質感は指が一番いい!と思います
ビニール手袋をつけて行うのもアリですよー
マラサイの時は、その情報をまだ知らなかったから
ハサミで筆の毛をバッサリしたんですw

なんかわかんないこととかあったら
また聞いてくださいましー!

No title

おお♪

早速の返答ありがとうございますヽ(^。^)ノ

フムフム!
なるほど!
鋳造表現って、そうやるんですねぇ!
よしゃ・・・・やってみますかねぇぇ・・・・奥さんが・・(笑)
やっぱ自分でやんなきゃね・・( *´艸`)
僕は横で見てよう・・・たぶん・・・手は出さない・・・・・・・・・・・・・・

ああぁぁ・・(;´Д`)
たぶん出したくなるよなぁぁΣ(´∀`;)
・・・ってか、出したい(笑)
僕もやってみたい・・・・Σ(´∀`;)

実行のあかつきには、レポ上げま~す( `ー´)ノ

Re: No title

>とみさぶろうさん
にゃははー!ww
なんかとみさんの家庭はいいなぁー
奥さまとお子さんと一緒に
モノ作りを楽しまれてて
もう素晴らしい家庭だよー!

じゃあ手は出さなくて
指を出してみたらどうですかー?www
あ、同じかww
生指はねー
「ちょっとイケナイことをしてる感」があって
ドキドキしちゃうですよw

レポたのしみでっすー!

No title

こんばんは!

ウェザリング、尊敬するばかりです。
塗装を本当に楽しまれているんですね。

どこをどう見ても
プラスチック素材には見えないっす!
錆も汚れも恐ろしいっす。

もう最後の自然光の画像なんて、
自然すぎて。

ただただ勉強させていただきます!としか言えないのです。



Re: No title

>REN_W さん
どもどもですー!
ありがとですー!!
でも僕、とても尊敬とかされる
キャラちゃいますよーっ!

これ太陽光補正が
めちゃかかってますからねーw
やっぱお日様の力は偉大ナリですよー
「お日様の光で塗装仕上げ」
ってrenさんのコメント拝見してて思い付きました!
これ、なんかいい言葉っぽいかも!ww

No title

お尋ねします。
ウォッシングは掲載されてないようですが、エナメルの黒で塗って拭き取るアレでしょうか?
それと、ドライブラシなのですが、角を目立たせるということだと思っていますが、元の色を薄くしたもの、例えば赤色にドライブラシをしたい場合、赤色に白を混ぜてドライブラシするのでしょうか?
初心者の質問で申し訳ありませんが、宜しくお願い申し上げます。

Re: No title

えとですね、まずウォッシングは
そうですね、そんな感じです
色の指定は特別なくて、
薄めたエナメルを塗れば
(または、そのあと拭き取る場合も)
ウォッシングと呼ばれますかねー


ドライブラシは、パーツのエッジに
塗料を付着させる技法、って感じです
なので角を目立たせるという認識であっていると思います
色については、うん、そんな感じです
その例でもいいと思いますよ
「元の色を薄くしたもの」というのを正確に言い直すと
「元の色より明度を上げたもの」になると思います
調色は明度差を何色で作るか?の話で
分かりやすいのは、おっしゃる通り
白を混ぜることだと思いますー

こんな感じで大丈夫ですかね?
また分からなかったらおしらせくださいー

No title

とても詳しくご丁寧にありがとうございます。