2015/04/23

プラモデルの作り方 制作講座その39.つや消しクリアーの種類と使い方について


いまMGサザビーVer.Kaを
「素組みの簡単フィニッシュで、オサレにディスプレイ」
ということを目指して制作してます


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前回は簡単フィニッシュの制作の流れをご紹介しました
・プラモデルの作り方 制作講座その38.簡単フィニッシュの方法



で、今回はトップコートの
つや消しの検証を行ってみたいと思います




■「つや消しクリアー」の種類、ありすぎじゃね!?


んで、一口に「つや消しクリアー」といっても
いろんな種類があるんですよねー
今回、用意したのは



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・Ex-フラットクリアー(ガイアノーツ)

・フラットベース・スタンダード(クレオスMr.カラー30番)

・スーパークリアー半光沢(クレオスMr.カラー181番)

・スーパークリアーつや消し(クレオスMr.カラー182番)

・フラットベースあらめ・ラフ(クレオスMr.カラー188番)

・フラットベースなめらか・スムース(クレオスMr.カラー189番)



以上なんですが、他にもあると思うw
たくさん種類があって
メーカー様には感謝なんですけどね、
それぞれの違いがタイトルだけじゃ全然わかんねーよ!!!
それぞれ、どんくらいのつや消しになるんだよ!?
いい加減にしろこら! ←なぜキレる?


てゆーことで、今回はそれぞれを試して、
その違いを検証してみたいと思います




■クレオスMr.カラーのつや消しクリアー「フラットベース・添加剤」の使用方法


・フラットベース・スタンダード(クレオスMr.カラー30番)
・フラットベースあらめ・ラフ(クレオスMr.カラー188番)
・フラットベースなめらか・スムース(クレオスMr.カラー189番)

この3つなんですけど
「つや消し添加剤」
とビンに書いてあります

たぶん、これは
「つやあり」の塗料に混ぜて、
「つや消し塗料を作るためのフラットベース・添加剤」
なんだと思われます


僕は正直、この意味がわからないんですよねー
つやは最後にトップコートで調整すればいいから
塗料の段階でつや消しをわざわざ作る必要は
ないと思うんですけど、
まぁ、やり方が色々あるってことですか?


僕は基本塗装する時に塗料が
「つや消し」なのか「つやあり」なのかは、
ほとんど全く気にしてないんですよねー
仮に、つや消しで作業的に問題がある場合、
例えばスミイレとか、デカール貼る時とかですか?
その場合は一回クリアーを吹けば別に大丈夫なんだよなー
逆にウォッシングしたいときは一回つや消しを吹きますし


上級モデラーの方は
この辺も使いこなしている気がしますが
初心者の方は、塗料を購入する時に
「つや消し」か「つやあり」なのかは
あまり気にしなくても大丈夫なんじゃないですかね?
最後に調整すれば問題ないですよ
まぁ間違ってたらスマンw



で、これらは「添加剤」ということなんで
希釈を以下のようにしてみます

「添加剤0.3:クリアー0.7:うすめ液2」



つまり30%添加して、それを3倍で希釈するってことです
クリアーは、今回は全て
「Ex-クリアー(ガイアノーツ)」で統一してみます

このクリアーを混ぜておかないと、
たぶん後で添加剤の白い粉がパラパラと
落ちてくるんじゃないかしら?
添加剤が定着しにくいと思われます



ちなみに「つや消し」の理屈を軽く説明しておくと
キットの表面を「炭酸カルシウム」という粒子で
繊細に荒らすことで光の反射を落とす、
だから光沢がなくなる、ということです


炭酸カルシウムは樹脂ではないので
そのままでは定着しないから
塗料に混ぜる必要があって
希釈率のメーカー推奨は20%から30%です
それを超えると塗膜が弱くなり、
最悪ひび割れるらしいですよ?
この辺は「カンペキ塗装ガイド〈3〉エアブラシ完全攻略」が詳しいので
一回読んでおくと理屈がつかみ易いです



でもまぁ、こんな難しい話はどうでもいいのだ
問題は吹いたらどう変わるのか?なのだー! ←あほ
テストピースなんて使わずに
いきなりキットに吹いていくぞ?
その方が分かりやすいし楽しいからなw
皆さんは、こんな超てきとーなやり方はマネせずに、
ちゃんとテストしてから納得のいくツヤを選択の上、
ステキな完成品を目指してくださいーw



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じゃ、いきますか!
希釈は先に述べたように
「つや消し用添加剤」の方は0.3、クリアーを0.7、
シンナーを2でやってみます
写真だと添加剤が3.6gです
ということは
クリアーを8.4g
シンナーを24g
足せばいいワケですね
つーか、こんなキッチリ軽量しなくていいと思いますw



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はい、希釈しました
ちょっと感触的に3倍だと薄い気がしたので
シンナーを少なくした(16g)
こんな感じで塗料の希釈は濃度を見ながら
感覚で調整すると良いと思いますよ ←アバウトだなおい

ちなみにスペアボトルは
タミヤの46cc(計量目盛つき)を使っています
こういう良く使いそうな塗料は
大き目のボトルに一気に希釈しとくとラクですよ
ちなみに上記の分量で、
このスペアボトルに丁度良く収まりました





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ついでにシンナーはガイアノーツの
「T-06h ブラシマスター (特大) 1000ml」を使ってます
で、それを100均のソース入れに移して使ってます
こうしておくと使い勝手がいいんでおすすめですよん



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さらについでに、もし100均ソース入れを使うなら、
悪いことは言わないから「G-02 ニードルキャップ」を使っとけ
移す時に、こぼさなくてすむのでオススメである、ていうか必須
最初これを使ってなくて、どれだけシンナーをこぼしたことか・・・






じゃ、エアブラシで吹いてみます
吹きつけのエア圧とかは圧力計がないので紹介できないけど
「ミストをパーツにあてて、すぐに乾くぐらい」
をイメージして吹いてます



■フラットベース・スタンダード(クレオスMr.カラー30番)


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ちなみに、これは吹く前



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吹いた
写真でわかるかなぁ?
この30番の「スタンダード」は
きっちりと、つやを消しましたよ?な印象です
僕はしっかりツヤを消したい時によく使ってます

パーツをよく見ると、ツヤが消えていることで
明度がちょっと上がってますよね?
パステルっぽくなっていうというか
プラスチックの安っぽさが消えて、
無塗装なのに、なんか「らしく」なってると思う





■フラットベースあらめ・ラフ(クレオスMr.カラー188番)


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次は「あらめ・ラフ」いってみます
これは、相当なガサガサのつや消しに
なりそうで楽しみですな!w



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なんか、期待したほどガザガサにならなかった ←なぜか凹む
スマンが僕には、30番との違いがわからんw
吹き重ねていけば、もっと違いが出てくるのかな?




■フラットベースなめらか・スムース(クレオスMr.カラー189番)


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あ、吹く前の写真、けしてもうた・・・w
しかしこの「なめらか・スムース」は
自然で落ち着いたつや消しですね
気品があるというか、エレガントというか

僕はこれ気に入ってよく使ってるんですが
今回の無塗装のトップコートとして使うには、
やや弱い印象を受けました
プラスチックっぽさが少し残ってる感じです
でも黒パーツはキレイだと思う
黒パーツを189番、赤パーツを30番とかにするといいかもしれないな


ちなみにキット全体のツヤを統一するのではなく
あえてパーツごとに変化をもたせるのって
上手な方がよくされている塗装テクニックなんですよね
僕には使いこなせないがw




さて、次に「添加剤ではない」方のつや消しを試してみます

・スーパークリアー半光沢(クレオスMr.カラー181番)
・スーパークリアーつや消し(クレオスMr.カラー182番)
・Ex-フラットクリアー(ガイアノーツ)

塗料1:シンナー2



この希釈率で上記の3種類を試してみます





■スーパークリアー半光沢(クレオスMr.カラー181番)


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このフロントアーマーに吹いてみます
表面処理してないので、パーツにウネリとか見えますね



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はい「半光沢」を吹きました、「半ツヤ」ってやつですね
僕がアホだからかもしれないけど、
半ツヤって、効果がよくわからんw
「30番よりは薄いけど、ツヤはそれなりに消えてます」
って感じですか?あ、それが半ツヤなのかw
なんかまどろっこしいんで、半ツヤってきらいーw ←暴言
でも一応、パーツ表面のウネリは消えましたね


ところで、この181番の半光沢は、
塗料の粘度が低い感じがします
サラサラとまではいかないけど、トロトロでもない
ということで、希釈を1:1.5にしてみました
ビンの中身を全部いれたら8.7gだったので
13gシンナーを入れたってことです




■スーパークリアーつや消し(クレオスMr.カラー182番)


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182番は普通に3倍希釈が必要な濃度だと思ったんで
ビンの中身を全部突っ込んで、
シンナー16g(1:2)入れて希釈しました



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はい、吹きました
182番のつや消しは、吹いていて
つやがどんどん消えていくんで
効果が分かるんで面白いですー
つやが消えたのか消えてないのか、よくわからん半ツヤより
効果が分かるつや消しの方が楽しいねー
つやよ消えろ!!
ついでに手抜きした部分とかも消えてしまえ!! ←



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で、吹いてみての超・個人的な感想だけど
足全体に吹いてみたんですけど
表面装甲が「やや重たい」印象になりました
なんとなく「のっぺり」しちゃったんで、
これは全体に吹くのではなく、
内部フレーム限定で吹くといいかもしれない
今回のテストの中で、これが一番ガッツリつや消しの印象です




■Ex-フラットクリアー(ガイアノーツ)


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あとガイアノーツのつや消しクリアーですね
フラットクリアーという名前です
一種類しか出てないのかなぁ?
もしかしたら他にもあるかもしれない
んじゃバックパックに吹いてみます



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吹きました
クレオスでいうと「半光沢」に近いのかなぁ?
「189番なめらか・スムース」より若干、弱い気がします
とりあえず「がっつり、つや消し」にしたいなら、
ガイアノーツのフラットクリアーは選択が違いますね



とりあえず今回試したつや消し塗料を
順番で並べてみると



■かなり強いつや消し

・スーパークリアーつや消し(クレオスMr.カラー182番)



■ちゃんとつや消し

・フラットベース・スタンダード(クレオスMr.カラー30番)
・フラットベースあらめ・ラフ(クレオスMr.カラー188番)



■程よいつや消し

・フラットベースなめらか・スムース(クレオスMr.カラー189番)



■弱いつや消し

・スーパークリアー半光沢(クレオスMr.カラー181番)
・Ex-フラットクリアー(ガイアノーツ)




て感じですかね?
これは希釈の濃度や、吹き付けの回数、
その他もろもろで変わってくると思うので
実際は自分で確かめるのが一番だと思いますが
まぁ参考になれば幸いです



じゃ最後に、全体写真を載せておこう
「MGサザビーVer.Ka」の
無塗装・簡単フィニッシュでごわす!


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では次回は元々の予定だった
「オサレにディスプレイ」を目指してみます
まぁ、たぶん、頓挫します(確信)




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