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2014/05/03

プラモデルの作り方 制作講座その23.ガンプラを筆で塗装する方法

前回は筆塗りのキモである
塗料の希釈の仕方と
それらの準備と片付けについて
紹介しました


今回は実践ですね
実際に筆塗りをしていくにあたって
お薦めの手順ってのがあるんで
それを紹介してみます


いや、別に参考にしなくても
いいんですけどね
でも、この手順を踏めば初心者でも

おーカッコいいじゃん!
おれ結構上手いかも?
上達しちゃったかもー!?
おれ天才かも!!←

みたいに満悦できる・・・・
かもしれませんよw




●ガンプラを筆で塗装する方法 その0
「照明は大丈夫?!」





えと、塗装作業の話をする前に、
とても重要なことがひとつありまして
それは何かというと
「照明」についてなんですね


ちょっと結論から書いていきますと
この世の中には
「色評価用蛍光灯」
というものが存在するのです

これは「色を正しく見れる光」を照らす蛍光灯でして
色を扱う仕事の方とかは、
この蛍光灯を使われているようです


巨匠の画家は窓の方角を考えてアトリエを作った、
みたいな話もあるみたいですけど
塗装するときに照明ってすごく大切だなーって
この色評価用蛍光灯を使って、
僕はそれに気づけた気がします

この蛍光灯って、色を見る以外にも
なんかメンタル的にいい感じなんですよ
このライトを点けると、
不思議とポジティブになるというか、
よし、やろー!って明るい気分になるんです
子供の勉強用とかにも
すごく良いと思います
集中力が出る気がしますよー


僕はこの記事でも書いたんですけど

■「Zライト」&「色評価用蛍光灯」がヤバイ!!



「照明が悪いと塗りづらい」ということに
気付けずに何年もずーっとストレスを感じながら
作業していて、

「こんないいものがあるなら早く教えてよ!w」
って思ったので
「その0」としてここに紹介しておきますね

すぐに準備できなくても
こういうものがあるって知っておくと
あとで得するんじゃないかと思いますー





●ガンプラを筆で塗装する方法 その1
「試し塗りプラモデルを用意しよう!」




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んじゃガンプラを塗装してみます
HGUCのズゴックに登場してもらいました
これを筆塗りしていきましょー!
・・・って、
もうすでに筆塗りされてましたねw


実はこのズゴックは
「試し塗り用」として
テキトーに塗って
机に放置していたんです
筆塗り練習用として
用意してたのね



あのね、やっぱプラモデルを塗装するからにはね
上手く塗りたいと思うじゃん?
バッチリ完成させたいと思うじゃん?
完璧に遂行したいと思うじゃん??


でも・・・


それは悪いことではないんだけど
なんか精神状態と言えばいいのかな?
逆に失敗を恐れちゃうんだよねー
冒険ができなくなるというか
気軽にいろいろ試すことが
できなくなっちゃいがちになるのね


筆塗りなんてのは楽しめばいいわけで
たとえばある色を塗って
「気に入らないなー」
と思えば
「今までのは実は全部、下塗りでしたー」
ってことにして
全部その上から新たに
塗りつぶしちゃってもいいんです


この考え方は横山宏先生の
モデリングブックで知った
僕の今の大切な制作姿勢となってます
ガンプラにしか興味がない方にも
モデリングブックは超お薦め!
プラモデル界のバイブルなので
一読ならず十読してほしい本ですねー

→モデリングブックのレビュー記事はこちら!


ということで、このズコックは
ただの下塗りなんです
だからここから何をしても
痛くもかゆくもないのだー!w



●ガンプラを筆で塗装する方法 その2
「胡粉ジェッソでテクスチャーをつけよう!」




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はい、ガンプラ用意しましたね?
洗浄は済みましたか?
はい、では塗装に入りましょー!

でもその前に・・・
そのまま塗料を塗り始めるのも
アリなんですけど
僕はまず最初に
「テクスチャーをつける」
ことを行うことをオススメします


これは鋳造(ちゅうぞう)表現とも言われてて
ザラザラの質感をプラモデルに
再現することです
特にAFV系では頻繁に
使用されている技法ですね


このテクスチャーを
最初につけることで
なんか見栄えが良くなるんです
「上手く塗れた!」って
錯覚させることができるのだw
情報量が増えて解像度が上がるから
リアリティが増す、
みたいな理屈らしいですよ



鋳造表現のやり方なんですが
ラッカーパテを使う方法でもいいんですが
もっと手軽に行える
僕がお薦めの方法が
「胡粉(こふん)ジェッソ」
を使うこと
これ希釈なしで、筆で塗るだけで
簡単にテクスチャーを
つけることができるんです!
プラモ用品ではないんですけどね
画材屋さんで手に入りますよ


これをテクスチャーを付けたい部位、
肩アーマーとかシールドとか
別に全身でもいいよ
塗りたいところを筆で塗っちゃいます
ムラとか気にしなくていいです
テキトーにサッと塗っていけばOKです
難しいことは考えなくて
気楽にやっちゃって!

→胡粉ジェッソのレビュー記事はコチラ!



●ガンプラを筆で塗装する方法 その3
「マホガニーで下塗りしよう!」




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たとえばの話
全身をカーキで塗りたいとするじゃん?
その場合、いきなりカーキを塗るのでも
別に構わないんだけど
たぶん、それでは納得のいく
作品にはならないのね


まず塗料が塗面に乗らない
プラモデルの成型色が消えなくて
「おかしいなー?塗料が薄いんかな?」
とか思って塗りたくって塗りたくって
やっと発色しても
改めて眺めてみると
なんだか味気ないものに・・・


まぁこれは僕の実体験なんですけどねw
カーキが基本塗装だとすると
その下地に色を置きたいのです
これは次に塗る塗料の定着を助ける意味と
筆塗りならではの深みや味を
作品に与える意味があります


そして、この下地の色に適しているのが
マホガニーという茶色です
この下地塗装のマホガニーは
多くのプロモデラーが実践されていて
僕もやってみて気に入りました


このマホガニー下地塗装で大切なポイントは
「見える全てのところに塗料が行き渡る」
ということです


前回オススメしたように
100均の筆を使って
とにかくガシガシとマホガニーを
塗りたくってくださいな!
最初の最初なので念入りに
奥の方までね!
これが一番重要です


筆ムラとか一切気にしなくて大丈夫!
濃い所と薄い所があっても大丈夫!
成型色が見えてても大丈夫!
とにかく一回塗料がつけば
それでオーケー!



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塗料の希釈は薄いくらいで
ちょうどいいです
胡粉ジェッソを塗っているので
色は乗りやすいよ
胡粉ジェッソがサーフェイサーの役割を
果たしているんですね




●ガンプラを筆で塗装する方法 その4
「基本塗装は薄い色から塗ってみる!」




あんま難しい話は
したくないんだけど
色には発色しやすい色と
発色しにくい色があるのね
たとえば黄色と黒では
黒の方が発色しやすい

だから、例えばガンダムの目を
塗るとするじゃん?
その場合、手順としては
黄色を塗ってから
目の周りの黒を塗る順番が
やりやすいです

逆の順番でやったら
黄色が上手く発色しないのね
どす黒い黄色になるかもです
色は下にある色の影響を受けるのね
(ただ、これを実践するなら
ラッカーで黄色を塗った後
エナメルで黒を塗ってはみ出たところを
エナメルシンナーでふき取るのがラクですが)



だから教科書的にいうと
薄い色→濃い色
という順番で塗るのが
セオリーなんです
(正確にいうと隠ぺい力が弱い色から塗る)
これは基礎知識として
覚えておくといいと思います


でも実際はどっちの色が
濃いのか薄いのかなんて
分からないこともあるから
実はあんまりこだわらなくても大丈夫!
特に広い面なら濃い色から
塗ったって全然大丈夫ですよ
僕なんかあんまり気にせずに
塗りたい色から塗るなんて
しょっちゅうですw



●ガンプラを筆で塗装する方法 その5
「筆は塗料を置くように使ってみる!」




筆の使い方については
講釈たれるほどのウデはないんですけどね
僕は初心者の頃に
分からなくて困っていたので
参考になればいいな、
という思いで書いてみます


教科書的にいうと

塗料の希釈は薄めで、
まず横向きに塗り
乾いたら縦向きに塗り
乾いたら斜めに塗り
薄く何度も重ねることで発色させる

なんてことを書いてありますが
僕はこの筆の運びは
あんまりお薦めしませんねー



僕も最初はそれを信じて
筆塗りしたんですけどね
上手くいかないわけですよ

「筆ムラだらけで汚いぃぃ!」
「縦横斜めにしてもムラは残るよぉぉー」

と困ってました
でも今では、
それは考え方というか
捉え方が違っていたな、と思います



筆塗りの魅力というのは
色んな色が混ざり合って
複雑な色味が再現されるところにある
と思うんだよね
均一で美しい塗面を目指すなら
エアブラシを使えばいいんです
まぁ
「んなことわかっとるわ!
エアブラシを用意できないから
筆で塗るんじゃいー!」
と言われればそれまでなんですがw


筆の動かし方としては
縦横ナナメなんて気にしないで
チョンチョンと塗料を筆で置くように
ムラとか気にしないで
塗っていくのがいいと思います
「これはムラではなく味なのだ!」
ということにすればいいw


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特に僕のオススメの色の組み合わせ
「ジャーマングレー」と「クリアブラウン」
これをザッと筆でとって
メカメカしい機関部とかに置いていくんです
しっかり二色を混ぜて一色にするんではなくて
あくまでも二色をテキトーに混ぜて置いていくのね
鉄が少し錆びたような
いい塩梅になりますよ!



●ガンプラを筆で塗装する方法 その6
「塗料を置いていったら下地が溶けた!・・・だがそれがイイッ!」




塗料を置くように塗っていくと
下地が溶けていくかもしれません
これを「下地が泣く」というんですが
泣いてもまぁ別にいっかー、
というスタンスでいくのが
精神上よろしいと思いますw

むしろ多少は泣くくらいの方が
下地の塗料と上地の塗料が混ざって
複雑な色味が再現できるよねラッキー!
くらいのおおらかな気持ちで行うのが望ましいw
ラッカー塗料の欠点を利点として
捉えるということですね
プラモデルの塗装面をパレットとして
使うくらいの気持ちです


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ズゴックのミサイルの周りとか
サビが浮かんでるように見えますよね?
これサビ色で塗ったんじゃなくて
ミサイルを塗った塗料が偶然溶け出して
いい具合になったんです
こういう偶然を利用ちゃうのも
筆塗装の良い所です!



●ガンプラを筆で塗装する方法 その7
「塗料皿は洗わない、コクと旨みが凝縮された秘伝のタレなり!」




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塗料皿を毎回洗うのはめんどくさいw
むしろ残った塗料は秘伝のタレと理解すべし!
このコクと旨みが凝縮された古い塗料が
新しい塗料に混ざっていきます

これはラッカー塗料の特性で
乾いてても、うすめ液を垂らせば
何度でも再利用できるんですね
これは欠点でもあり利点でもあります
というかね、これは物凄い利点だと思いますよ

この特性を利用して
古い塗料と新しい塗料を
ざっくり混ぜて筆で塗面に置いていくと
ランダムでいい感じになることが多々あります
ポイントはしっかり混ぜない、
ざっくり筆先で混ぜる、ということですね





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と、こんなそんなで
筆塗りで完成したズゴック


実際は基本塗装の後に
ウォッシングやドライブラシ、
アルコール落としを行っているんですが
筆塗りで完成させましたよー

どうですか?
筆塗装って
面白そうじゃないですか?
手軽に気楽に楽しめますよ!
やったことがない人は
あんまり気張らずに
一回挑戦してみてくださいましー


[次の記事]
制作講座その24.ガンプラをエアブラシ塗装する時のコツ


[関連記事]
制作講座その21.筆塗りにお薦めの筆

制作講座その22.筆塗りの塗料の希釈の方法について

・初めて筆塗りをする時に「とりあえずこれ用意しとけ」っていうもの
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