2013/10/07

プラモデルの作り方 制作講座その7.サーフェイサーって何?

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いやー、いろんなサーフェイサーが発売されてますねー


プラモデルの塗装について調べていくと
必ずサーフェイサーという言葉に出くわします

聞きなれない、馴染みの無い言葉なので
「それって何?」
ということなりますよね?

さらに「サーフェイサーとは何か?」ということが
ある程度分かってくると
「で、それって結局、必要なの??それとも必要ないの??」
という疑問が出てくるんですよ


僕は初心者の頃に、いろいろ調べてて、
サーフェイサーについては
「いろんな人が、いろんな意見を持ってるんだなぁ」
と思いました
要は、サーフェイサーの扱い方は
その人の制作スタイルによって変わるんだな、
と理解したんです

だから、その人にとっての正解はあるけど、
他に人にとって、それが正解かどうかは、また別、
ということです

いまからサーフェイサーの特徴についてご紹介しますけど
やはりそれは僕にとっての正解でしかないので
皆さんは皆さんの正解を見つけてくださいね、って感じなんです

まぁでもね、あんまり難しく考えずに、
サフなんてね、
「吹きたきゃ吹けばいいんだよ!」w
というのが一番の回答のような気もしますwww

まぁ、ちょっとサーフェイサーについて考えてみます




■サーフェイサーって何??


サーフェイサーとはラッカーパテのようなもんです
要は溶きパテです
それを溶剤で希釈してエアーで塗装することを
「サフ吹き」って呼んでます




■サーフェイサーのメリットって何?


サーフェイサーを利用するメリットは次の4点です(たぶん)


1.600番(800番)のペーパーのキズを消す
2.成型色をリセットする
3.キズを発見しやすくする
4.次に塗る塗料のノリをよくする




デメリットは


・モールドが埋まる可能性がある
・塗装作業にサフを吹くという工程が増える


という感じでしょうか?
でrは、それぞれ解説してみます




■メリットその1 600番(800番)のペーパーのキズを消す


サフを吹くと600番のペーパー跡は
あんまり目立たなくなります
マット仕上げにするなら、
僕は今の時点では気になりません
400番ではさすがにキビシイ、って感じです

800番のキズは、ほぼ完全に消えます
つまり、表面処理を800番以上行うなら
ペーパーのキズを消す目的でサフを吹くことは、
あんまり意味がないと言えます
この発想は「カンペキ塗装ガイド3」で知りまして、
なるほどーと感心した部分です


ぼくは、表面処理は大抵400→600で終わります
800番はかけませんね、サフ吹くから飛ばしてます
だって、同じパーツに三回もペーパーかけるとね、飽きるもんw
めんどくさいんだもんw
そう感じてしまう性格なので、
800番の代わり、という意味合いで
サフを吹くことが多いです

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ちなみにこのガンダムver3.0は
400番→600番で処理を終えてサフを吹いてます
800番は使ってませんが、どう見ますか?
あなたが見て表面の粗さが気になるなら
800番→サフがあなたにとっては正解、
ということなんじゃないでしょうか?
もしくは800番以上をかけてサフレスでいくか、ですね




■メリットその2 成型色をリセットする


ガンプラはパーツごとに設定色で成型されてます
だから無塗装でも楽しめるわけですが、
配色を変えたい場合が出てくるよね?

たとえばガンダムでいうと、基本色は
胸のパーツは青じゃん?
腰のパーツは赤じゃん?
これを両方とも黄色で塗装したいとするじゃん?

その場合、黄色を成型色の上にそのまま吹いたら、
間違いなく、それぞれのパーツは別の色になるね
同じ塗料を用いたのに、同じ色には見えない、
という結果になっちゃうのね
なぜなら下地色が違うから、です

塗料は下地の影響を必ずと言っていいほど受けるのね
でも黒とかグレーはあんま関係ないですね
なぜなら隠ぺい力が強いからです

サフは基本、グレーなんで隠ぺい力が強い
だから成型色をリセットできる
だから、色のばらつきを防ぐことができるわけです

もう一度、上の写真のガンダムの
それぞれの黒のパーツの色を見てみてよ?
同じ色に見えるでしょ?
(あ、ごめん、黒色は明度を変えた2色で塗装してあるんだった。。。)


知ってると思うけど、
塗装する前の(成型色の)配色はこうですからね

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この2枚のガンダムは
塗装後、塗装前というだけで、同じキットだからね?


こんな感じに大幅にカラーアレンジを加える場合は
いったん成型色をリセットしたほうが、
後の塗装がやりやすいです
それから自分の頭の中でも気持ちの上でも
切り替えやすい、という副次効果もありますね




■メリットその3 キズを発見しやすくする


これはよくあるんだなーw
しっかりキズを消したつもりでも、
サフを吹くと、いろいろ発見できるのね
この目的のためだけにサーフェイサーを吹くことを
「捨てサフ」とか言いますね
ぼくはこの言葉、結構好きです
「だいじょ-ぶ、だってこれ捨てサフだしー」
みたいに、なんか気がラクになるw




■メリットその4 次に塗る塗料のノリをよくする


たとえばの話、
「黒の成型色を白色にしよう!」と思ったら
サフを吹いたほうがラクです

大げさに言えば
・黒→白→白→白→白(になったかなぁ??)
・黒→サフ→白になった!
みたいな感じですかね?
少ない回数で目的の発色が得られる、ということです
これはプラと塗料の間にサフという結合剤が入ることで
塗料の食いつきがよくなるからだそうです
(これを専門用語で「バインダー効果」というらしい)

あとですね、たとえば同じような色を成型色に吹いても
色の変化があまりないから達成感がないんだよねー
だから吹いていて面白くないんですよね
色がちゃんと変わったほうが楽しいのでサフを吹く、
という、やや自虐的な意味合いも
僕の場合は含まれているような気もしますww




■サーフェイサーを吹かない場合って?


以上の理由から、僕はよくサフを吹きます

でも、サフを吹かない時もあります
たとえば2、3、が目的なら、
サフじゃなくてもいいんです
単純にグレーの塗料でも、同じ効果は得られるのね
ガンプラ王初代の鋭之助(初代)日野さんは
書籍「プラモ工作大全(実践作業編)」で
そのことを述べられています


あと感覚的なことかもしれないけど、
サフを吹くと塗膜がその分厚くなり、
その厚みがシャープさに欠ける印象を生むことがある気がします

この「気がする」というのが結構、重要でね、
目で見ても分からないかもしれないけど、
「なんかそんな気がする」
という感覚を大事にすることは、作品の完成度につながる
「ような気が」しますwww


だからシャープに見せたい場合とか、
サフを吹かないことがあります



DSCN0422.jpg

たとえばこのキュベレイはサフを吹いてません
そのかわり600番→800番で処理しています
もしサフを吹いてたら、ほんの少しだけ、
野暮ったい印象になってたんじゃないか??とか思います
気のせいかもしれませんけどね


あと念のために言っておくけど
全身をパテで鋳造(ちゅうぞう)表現する場合とかに
サフなんて吹きませんからね?
そんな意味のないこと、するわけないだろ!ww




■サーフェイサーの希釈率について


あと、サーフェイサーは缶スプレーとエアブラシ用があります
缶スプレーはすぐに吹けるんでお手軽なんですが
慣れていないと誤って大量に吹き付けてしまう恐れがありますね

エアブラシなら、その危険性は低いです
僕はエアブラシで良く吹きますね
僕の持ってるハンドピースの口径は0.3ミリなんですけど
これで問題なく吹けています


サーフェイサーの希釈については一概に言えないけど
サーフェイサー1:シンナー1.8
くらいの割合で僕はやってます

塗料の基本の希釈率は

塗料1:シンナー2


と言われていることが多いんですが
それより気持ち濃い感じで希釈してます
でも1:3くらいで塗装している方もいらっしゃるので
これは自分のスタイルを見つけていく部分だと思います


では次は、実際に吹いていきますよ!


[関連記事]
制作講座その6.塗装について─エアブラシの導入について

[次の記事]
制作講座その8.サーフェイサーの吹き方
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